ミラーを使いこなすためのミラー道場を受講
まだまだ暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
院長の近山です。
先日、ナチュラルデンタルオフィスグループ内セミナーとして
Naturalミラー道場を行いました。
「ミラー道場」と聞いても、一体何のことやら?
とお思いになるかもしれません。
当グループでは当たり前になっている顕微鏡歯科治療では、
20倍ほどの高倍率で肉眼では見えないものを見ることができます。
しかし、むし歯の広がりを正確に捉えたり、
過不足なく削ったりするためには、
ただ単純に一方向から見るのではなく、
色々な角度から歯を観察することが必須となります。
口腔内ミラーを持つ左手と、
削る器具を持つ右手が連動することで
本当の意味で
「歯を視て」
治療することができるのです。
その口腔内ミラーの使い方を一から教えていただきました。
講師は、三橋純先生、表茂稔先生、林京乃先生です。
三橋先生は、日本顕微鏡歯科学会の会長も務められた先生で、
歯科界でその名を知らない者はいないほどの超有名人です。
実は5月から通信教育という形で、
グループの歯科医師がそれぞれ10個の課題をこなし、
先生方に添削してもらってきました。
狭いお口の中でミラーを正しい位置に配置することは意外と難しく、
ミラー越しに歯を観察するので、
もちろん向きが逆になったりして、
初めはなかなか思うように動かすことができませんでした。
しかし、10個の課題が一段ずつ階段を登るようにレベル設定されており、
歯科医師みんなで楽しみながら練習に励むことができました。
セミナー当日は、朝から夕方まで模型の歯を何本も削りましたが、
診療姿勢やミラーの持ち方・動かし方を細かくチェックしてもらうことで
歯科医師全員がスキルアップを実感することができました。
以前よりもマイクロスコープを導入した歯科医院は
増えてきているように思います。
しかし、本当の意味で顕微鏡歯科治療を患者さんにご提供するために
私たちはこれからも絶えず研鑽していく必要があります。
南大沢、多摩地域で顕微鏡歯科治療と言えばナチュラルデンタルオフィスだと
皆さんに言っていただけるように、これからも精進していきます。