歯周病の外科治療を学ぶ
日ごとに暑さが厳しくなりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、院長の近山です。
5月に続き、歯周病治療やインプラント治療で大変有名な寺嶋先生に院内セミナーをしていただきました。
全3回のうち今回が第2回で、内容は歯周外科治療についてでした。
歯周外科治療とは、その名の通り歯周病の外科的な治療法を指します。
外科的な処置と聞くと、”痛そうで怖いなぁ” ”そんなこと必要なのかな?”と思われる方がほとんどだと思います。
もちろん、歯周病だからと言っていきなり外科的な処置をするわけではなく、重要となるのは第1回で学んだ歯周基本治療を丁寧に行い、歯周病の原因である細菌性因子・環境因子・宿主因子を取り除くことです。
それについては以前のブログ記事に詳しく記載してありますので、ご興味がある方はご覧ください。
https://www.natural-minamiosawa.jp/2022/05/22/664/
しかし、歯周外科治療が必要となるケースは必ずあります。
その際に、歯科医師と歯科衛生士がきちんとした治療を提供できなければ、その患者さんの歯周病は治すことができないということになってしまいます。
患者さん自身の歯をできるだけ長く残していくために、私たちの知識や技術の向上は必須だと考えています。
前半パートでは、歯周外科治療についての資料に寺嶋先生が手掛けた症例を交えながら、基本的なことからハイレベルなことまでみっちりと教えていただきました。
講義資料の量も膨大で、寺嶋先生の歯周病治療に対する情熱が伝わってきます!
後半パートでは、ブタの顎の骨を使って外科手技について学びました。
直前に教わったことについて自分の手を使って実践することで、理解度は大幅にアップします。
講義を聞いてわかったつもりになっていたことが、実際にやってみるとよくわからなかったりうまくできなかったり、新たな発見がたくさんあります。
歯科医師だけではなく歯科衛生士も実習を行い、医院全体でのレベルアップを図っています。
次回は全3回の最終回で、歯周外科治療の中でも大きなトピックである「歯周再生治療」について学んでいきます。
ブタの顎を用いた実習も予定しており、今から楽しみで仕方ありません。
5月の開院から、間もなく3ヶ月が経とうとしています。
多くの患者さんにご来院いただき、有難いなと思うのと同時に、ご期待に応えられるように身の引き締まる思いです。
今後も、歯科医師・歯科衛生士だけではなく、スタッフ全員でより良い医院を目指し精進してまいります。