医院ブログ
歯をみせて 笑える今を 未来にも
6月4日~10日は厚生労働省、
文部科学省や日本歯科医師会などが推奨している「歯と口の健康週間」です。
どうして虫歯や歯周病になるのか?
なったらどうしたらいいのか?
ならないためにはどうしたらいいの?
虫歯や歯周病を知ることで、歯の大切さに気づくきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
先日、岩田淳先生が講師として開催された支台歯形成のセミナーに参加してきました。
歯科医師の伊藤です。
虫歯ができた時は、虫歯の部分を削って被せ物をしていきますが、
その選択肢の一つにセラミック修復があります。
近年はメタルフリー修復が主流になり、患者様の需要も多いように思います。
ただ、注意をしないといけないのが、
・セラミックだから虫歯ができない
・セラミックだから外れない
・セラミックだから一生大丈夫
というわけではありません。
その歯の状態をしっかり診査し、
適切な形態に歯を削り、
精密な型取りをおこない、
適合の良い技工物を製作し、
しっかりと防湿された状態で歯に接着し、
厳密に咬合調整をおこなわないと、
せっかくのセラミック修復も長くは保ちません。
今回のセミナーでは、
必要最小限の削り方、歯の構造を考慮した形態、
材料の特性にあった接着方法など
基本に忠実でありながら日々の臨床には欠かせないポイントを学ばせていただきました。
「歯」は一度削ったり、抜いてしまうと、元には戻せません。
からだの健康は、歯とお口の健口から!!
そんな大切な歯を、5年、10年、20年と長期にわたり守れるようにこれからも研鑽してまいります。