「ベーシックから見直す歯周外科トータルセミナー」
こんにちは、院長の近山です。
年末年始休暇は、家族と一緒に地元の山梨県甲府市に帰省しました。
心身ともにリフレッシュでき、決意を新たに前進していく所存です。
先日、2024年最初のセミナーを受講してきました。
タイトルは「ベーシックから見直す歯周外科トータルセミナー」
歯周外科治療について講義と実習で学んできました。
講師は、私が卒業した新潟大学歯学部の大先輩で、
歯周病やインプラントの指導医の資格をお持ちである岩野義弘先生です。
歯周病治療に限ったことではありませんが、
いきなり最先端の技術を追い求めるのではなく
基礎的なことからしっかりと習得していかなければならないので、
まずはベーシックな内容からのスタートです。
このコースはもう2日間あり、
次回はアドバンスな内容も予定されています。
歯周病の大きな原因は、プラーク(歯垢)中の歯周病原細菌です。
歯ぐきが赤く腫れたり出血しやすくなったり、
さらに進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。
痛みなどの自覚症状に乏しいので、
気づかないうちに病状が進行しやすく、
歯ぐきが強く膿んだり歯がグラグラ揺れてきたりすると、
場合によっては、歯を抜かなければならなくなってしまいます。
日本歯周病学会によると、
日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病(37%)となっており、
歯周病の罹患率については、
15〜24歳が20% 、25〜34歳で30% 、35〜44歳で40%、 45〜54歳は50%、
そして55歳以上は55〜60%という数値になっています。
したがって、歯周病というのは誰にでも起こりうる病気であり、
それに対する治療は歯医者さんでよく行なっているということです。
今回のセミナーでは、中等度・重度に進行した歯周病に対する
外科手術について詳しく教えていただきました。
12月に参加したセミナーでも練習しましたが、
外科処置の際に歯ぐきをきれいに縫うことは
その治癒にとってとても重要なことです。
豚の顎の骨を用いて、実際の治療により近い方法で
練習を行ないました。
実習中に講師の岩野先生から
直接レクチャーしていただくこともでき、
非常に有意義な時間を過ごすことができました。
昨年、多くの患者様に当院にご来院いただきありがとうございました。
本年もより良い歯科医療を皆様に提供できるように
スタッフ一同、精進してまいります。