医院ブログ
根管治療でレッジを攻略するために
こんにちは。
歯科医師の佐藤です。
4月から受講している PERF-JAPAN 50時間オフィシャルコースですが、
残すところ半分となりました。
実習を交えた講義が進んでおりますが、
中でもレッジ(本来の根管から逸脱し、人為的に作られてしまった根管)を超えて、
本来の根管に器具を通す実習は非常に勉強になりました。
レッジは、
再根管治療(一度神経をとった歯の根っこの先に、膿ができるなどを理由に、再度行われる根の治療)
で頻回に見受けられます。
この時に数mmも満たないような、
触ることのできなかった本来の根管が原因で、
病変が生じてしまうあるいは治癒しないことも少なくないです。
時間がある時に抜去歯でも自主練習はしていましたが、
難易度が高い手技と痛感していました。
ですが今回のセミナーで今までモヤモヤしていたところが解消し、
また新たな知識を身につけることができ、非常に有意義な時間になりました。
模型上ではありますが、
スムーズにレッジを乗り越えることができました。
また、根管充填(薬を詰める仕上げの工程)も、
これが理想的だとお褒め頂きました。
上手くできたこの状態を、しっかりと脳裏に焼き付け、
日々の臨床でも、この模型の状態を目指して頑張りたいと思いました。
根管治療をしない日はないくらい、
根管治療は頻回に行われる治療ですが、
早速明日からの臨床に落とし込めるような内容が盛りだくさんでした。
これからも皆様により良い歯科治療を提供できるよう、
知識のアップグレード、研鑽に励んでまいります。